千葉県の観光バス事業者の皆様へ 朗報!
8月9日の日本経済新聞(35面)に非常に興味深い記事が出ておりました。 以下引用します。 千葉県の観光バス事業者の皆様は熟読して下さい。そしてすぐにでもアクションを起こして下さい。
観光地の誘客 バス切り札に
県、周遊ツアーに助成制度
千葉県内で、観光地をめぐるバスのツアーや運行で観光客を呼び込む取り組みが広がっている。県は周遊バスツアーへの運行助成制度を今秋に創設。JRバス関東(東京・渋谷)は成田国際空港の周辺をめぐるツアーを始めた。県内は鉄道駅から遠く離れた観光地が多く、増加する訪日外国人(インバウンド)開拓の障壁となっている。バスを観光客の足として、活用し、県内全域の集客力を底上げする。略)
千葉県は歴史的な遺産を巡るツアーなどに助成する(香取市の佐原地区)
中長期的に観光バスの需要は拡大基調にある
県は11月をメドに、県内の観光地をめぐるバスツアーを企画・運行する旅行会社やバス会社への助成を始める。1回のバスツアー運行に対し、5万円を上限にする補助する。近く観光業界向けに助成制度について周知活動を始め、2017年度中に100回分の利用を見込んでいる。 主な対象は成田空港は主要な鉄道駅を発着点とするツアー。 具体例として、成田空港を起点に江戸の期の街並みが残る香取市佐原地区、日本ジオぱーっくに認定された屏風ヶ浦(銚子市)を訪ねるツアーなどを想定している。県観光誘致促進化の担当者は「主な交通拠点から離れた市町村に観光客が足を延ばせるようにし、新たな観光需要を掘り起こしたい」と期待を込める。 市原市と君津市、大多喜町は今秋の観光シーズンに合わせ、小港鉄道・養老渓谷駅と JR久留里線を結ぶバスを期間限定で運行する。 民間のバス会社に事業を委託する。
JRバス関東 成田周辺めぐる商品
3市町にまたがる一帯は養老渓谷や濃溝の滝など人気の観光スポットが点在しているが、公共交通の便が悪いのが難点だった。 昨年9~12月に市原、君津両市が両駅を結ぶバスを始めて運行したところ好評だったため、今回から隣接する大多喜町を追加し、より広域化することを検討している。 成田空港の利用者を周辺の観光地に呼び込むため、ジェイアールバス関東は「ウエルカム成田セレクトバスツアー」を4月に始めた。成田山新勝寺は芝山仁王尊など近場の観光地を午前か午後の半日で回るコースで、料金は大人2千円。訪日外国人を中心に飛行機の乗り継ぎの合間などに観光を楽しめる手軽さをPRし、成田市や芝山町など周辺市町村の観光集客につなげる。 関東運輸局によると、千葉県内の観光バス輸送人員は最新集計の15年度っ実績で3755万人。県内を訪れる観光客の増加や観光バス路線の拡大もあり、10年間で6割伸びた。ただ、従来の観光バスツアーの主役は東京ディズニーリゾート(浦安市)など全国的に知名度が高い観光地だった。 アクセス面で不利な観光スポットを中心に周遊するツアーは比較的少なかった。ルートは県内隅々に拡大することで観光客の行動範囲も広がりそうだ。